小田急線刺傷事件のようなものは今後も増えていく

2021年8月6日、小田急線の電車内で1人の男が乗客の男女10人を刃物で切りつける事件が起きた。


なぜこんなことが起きてしまったのか?

自ら出頭し、警察に語った動機はこうだった。

「食料品屋で万引きを女性店員に咎められて、その女性に復讐しようと思った。しかし、復讐を思い立ったときには食料品屋は閉店しているので、電車内にいる無関係な人間を殺そうと思った。」

さらに、男は語った。

以前サークルでばかにされ、出会い系でも断られるなどし、勝ち組の女や幸せそうなカップルを見ると殺したくなるようになった

女性に対して強い恨みを感じている供述だが、実はこの男はナンパ師らしい。

ナンパ師は女性が好きな生き物なのにどうしてこうなったのか?

僕なりにこのナンパ師の思考回路とか、今後このような事件が起きる可能性について書こうと思う。


〜1、このナンパ師について〜

一言にナンパ師と言ってもいろんなナンパ師がいる。

ただ、好みの女とヤりたいだけ。

日常の中のスパイスとしてナンパをしている。

彼女が欲しくてナンパをする。

度胸を付けたくてナンパをする。

ナンパをする人には色々な動機がある。


だけど、僕はこのナンパ師は本当は女性が嫌いだったのではないか?と考えている。


ナンパをする理由にこういうものもある。

「中学、高校時代に女に全く相手にされず、暗い青春を送っていた。自分を雑に扱った女をセックスで弄んで復讐したい」

女のことが嫌いで嫌いで仕方ないからセックスで征服をしようと考えるタイプのナンパ師だ。


彼は「復讐しようと思った」「以前サークルでばかにされた」という供述をしている。

女に対して根強い憎悪を秘めている可能性が高い。


こういう男を止める方法はただ一つ。

この男が抱える憎悪を受け止めてくれる女性が側にいること。

それだけだ。良い彼女が彼にいればこんな悲しい事件は起きなかっただろう。


〜2、今後このような事件が起こる可能性〜

結論から言うと、おそらく、このような事件はまた起きるだろう。

その大きな理由はマッチングアプリの普及だと思う。


マッチングアプリは、今や広く認知されていて、使っている人も多い。

だけど、マッチングアプリという言葉はただの綺麗な飾りであって、本質は出会い系と何一つ変わらない。


多くの若い女マッチングアプリという名の出会い系に登録して、多くの男の顔写真やプロフィールに○や×を付けている。

男の数が多いということは競争率が相当上がるということになる。

高収入、高身長、イケメン……

普通の生活をしていたら出会うことができない、そんなハイスペック男たちと女はスマホをポチポチしているだけで会うことができてしまう。


そんなハイスペックな男と簡単に会える現代では、街中で声をかけてくる30代後半のナンパ師なんてゴキブリと変わらないような存在だろう。


男はこう供述している

「出会い系でも断られた」と

それはそうだ。マッチングアプリという綺麗な言葉で飾られた出会い系に多くの人が登録している。

そこで30代の無職が相手にされるか??

実際に試しもせず、サラダ油に火をつければ燃えると思っていた、という知能の低い男が相手にされるか?

余程のハイスペック男以外は出会い系で相手にされるわけがない。


マッチングアプリの普及によって、女が男に求めるハードルが高くなったと感じる。

魅力がない男は女にどんどん相手にされなくなっていく。

そもそも、今や女だって無理に結婚する必要もなく1人で生きていく選択もできる時代だ。


そんな状況下でモテない男が今後も増えていくのは間違い無いだろう。

そして、女に相手にされない男は女への恨みや憎悪を溜め込み、また第二、第三の小田原線刺傷事件が起こってしまうんだ。