【鬼滅の刃】竈門炭治郎から学ぶメンタル

大ヒット中の漫画、鬼滅の刃


先日映画「無限列車編」も公開されてさらに勢いを増している。


鬼滅の刃の主人公、竈門炭治郎のメンタルは見習うところが多い。


今日は作中での彼のセリフとその凄いところを紹介していく。



「頑張れ炭治郎頑張れ!! 俺は今までよくやってきた!! 俺はできる奴だ!! そして今日も!! これからも!! 折れていても!! 俺が挫けることは絶対に無い!!」


敵と戦ってる時に追い込まれて、自分を鼓舞する炭治郎のセリフ。
「俺は今までよくやってきた」という言葉が出てきている。
過去の成功体験を思い出し、自分ができるということを実感する。

そして、前にできたなら今日もこれからもできる!というロジック。
まるで数学的帰納法のような穴のない論理である。
自分がもうダメだと思った時に、ふと振り返って過去にできたことを思い返してみてもらいたい。
そしたらきっと自信が湧いてくるはず。

そして、炭治郎はこの後にもう一つ、見習いたいことを言う。


「折れてる炭治郎でも凄いというのを見せてやれ!!!!」


骨が折れたまま戦う炭治郎はこう言う。
普通なら俺は平気!平気だ!!できる!!できる!!
と自分を鼓舞するだろう。

しかし、炭治郎は違う。
まずは自分の骨が折れていることを一旦は受容する。
その上でも自分はできるんだと鼓舞している。
マイナスな現状を受け入れる。それでもできるんだ!と思うことはとても見習う部分が多い。


まあ、つらいことがたくさんあっても
「俺は長男だから我慢できる」というメンタルを持つことが最強なんだけどね。

天才になるには必要なのは才能か努力か

世の中には凡人には到底たどり着けないような境地に達した天才がいる。

大抵の人は天才を見てこう思うはずだろう。

「あの人はすごいなあ、自分には才能がないから到底無理だ」


才能がないから無理。


よく言われる言葉であり、きっと貴方も一度は口にした言葉であると思う。


ただ、偉人が残した数々の名言は

天才を作るのは才能ではなく努力だ!みたいなものが多い。


天才になるには才能と努力、どちらが大切なのか。


自分なりの考えでは、結局のところ才能だと思う。


ただ、誤解しないで欲しい。

才能があるだけで天才になれるということはほぼない。

それは極めて稀なケースであり、天才と呼ばれているような人は恐ろしい程の努力をしていることがほとんどである。

その努力の末に辿り着くのが天才と呼ばれる境地である


じゃあ、結局は努力が大切なのかと思うかもしれないが、そうではない。

例えばある2人が同じ時間、同じ努力をして全く同じような結果が出せるだろうか?

おそらくそうはならない。


ここで、才能の話に戻るが、それはその2人が元から持ってる才能が違うからだ。


才能というのはあるなしの2つで判断されるものではなく、持っている度合いが違うだけだと思っている。


より多くの才能を持った者の努力と、あまり才能を持たない者の努力では、努力量が同じでも結果が違う。


だけど、才能があまりない人はひたすら努力をすることでその差を埋めることができる。


何事にもおいて、才能が全くないということはないと思う。


ただ、才能のある人間が努力し続けて、天才と呼ばれる境地まで辿り着くのに40年かかったとする。

それに対して、才能があまりない人間が天才と呼ばれる境地まで辿り着くまでにどのくらいの時間がかかる?

100年?200年?

もしかしたら1000年くらいかかるかもしれない。



ただ、人間には寿命がある。

努力できる期間が決められてしまっている。

だから、結局のところ自分が努力可能な時間内に天才に辿り着けるかという才能を持っていることが必要になる。

きっと人は頑張れば誰でも天才になることができる。

ただ、才能があまりなくて天才になるまでに必要な努力の時間がかかりすぎるならそれは才能がないのと同義である。


だから、天才に必要なのは才能だ。

才能がなければいくら努力しても寿命までの期間内に天才まで到達できないのだから。

夢見の水 〜2〜

誰かに呼ばれて、ステージに出ると360度見渡す限りの人がいた。


マイクが用意されていて、俺はそうするのが分かっていたかのように歌い始めた。

俺の声を聴いて、人々は盛り上がり、熱狂していた。


歌い終わると、スタッフに導かれるままに退場した。


東京ドームを出ると、出待ちをしていたファンの女の子に声をかけられて気付いた。

「あっ、これ夢だわ」


そもそも俺は歌手なんかじゃなくて、しがないサラリーマン。

俺は今、夢をみている。

夢なら何でも言えるはずと思い、彼女に

「俺のファンなんだよね?今からホテル行こっか?」と言った。

「ええ!もちろんいいですよ」とファンの女の子は返事をした。


随分と都合の良い世界だ。

俺は思わずフッと鼻で笑った。


他にも試してみるか。


通行人の女の子に抱き付いてみた。

「あっ、嬉しいです♡」と言われた。


どうやらこの夢の世界では俺はモテモテのようだ。


夢とはいえ、現実感があって最高過ぎた。

目覚めたくないなあと思ってると、景色が変わっていつもの天井が見えた。




やっぱり夢見の水は本物だった。

俺は確信した。


夢見の水を飲んで寝れば夢の中でまるで現実かのような幸せな体験ができるんだ!!


……街中に俺は立っていた。

ああ、夢の世界に来ているな。


この世界では待っているだけで幸福なことが舞い込んでくるが、今日は自分で動いてみよう。

女風呂でも覗いてみるか。

夢の世界の女の子は何をしても俺に好意的な態度を取ってくれた。

女風呂を覗いた時に歓迎されるなんて夢の中でしか味わえない。

俺はワクワクしながら近所の銭湯に向かった。


躊躇なく、女湯の暖簾をくぐるとそこには

着替えをしている女が沢山いた。

さあ、何て言うのか……


「キャーーー!!!!覗きーーー!!!」

女の悲鳴が耳元で響いた。


ん??おかしいぞ??

好意的な反応がない??

銭湯のスタッフが電話で警察に通報している。

覗きがいる。と


え?俺のことか?

いやでも、これは夢の世界だから問題ないはず……

早く覚めてくれ……

覚めろ覚めろ覚めろ!


いくらそう思っても目は覚めなかった。


近付いてくるパトカーのサイレンの音を聞きながら、目が覚めることだけを願っていたが願いが届くことはなかった。

夢見の飴 〜1〜

「夢見の水!寝る前に飲むだけで貴方の理想の夢が見られます!」

ネットサーフィンをしていると気になる広告が目に入ってきた。

明日も仕事だからそろそろ寝ようと思っていたが、ついついクリックして広告を開いてしまった。


えーと……なるほど、寝る前にこの夢見の水を1パック飲むと、自分の理想の夢が見られるのか。

「そんなわけねーじゃん!」と思いながら、「もし、理想の夢が見られなかったら返金します!」という宣伝文句を信じ、5パック入りで30000円の夢見の水を購入した。


どうせ理想の夢なんか見られないけど、最近悪夢をよくみてしまい、不眠症気味の俺には心惹かれるキャッチコピーだった。

でもまあ、どうせすぐに返品することになるんだろうなと思った。 

金が返ってくるなら悪くはない。



数日後、家に夢見の水が届いた。

正直言うと届いてる荷物を見るまで頼んでいたことをすっかり忘れていた。


中には野菜ジュースが入っているような大きさの紙パックが5個入っていた。

パッケージには気持ち良さそうに眠りこけているピンクのウサギが印刷されていた。

どう見ても怪しい。


パックを開けて水を飲む。

少し甘酸っぱい。何が入ってるかは明記されていなかったけど、別に不味くはなかった。

まあ飲みやすいな。

あっさりと飲み干した。



……気がつくと、俺は大学のキャンパスにいた。

講義が終わってふらふらと歩いてると、学科のアイドルと呼ばれている女の子が俺を見付けて笑顔で近付いてきた。

「おつかれさま!講義終わって暇してるんだよね〜良かったら2人で遊びに行こうよ」

心なしか彼女の顔が赤い気がする。

俺は二つ返事で了承した。


カラオケに行った。2人でおしゃべりしながら買い物をした。

暗い大学生に光が差すような時間だった。


帰り道、夕陽に染まる公園で彼女から告白された。

ずっと好きだったんです!と伝える彼女は間違いなく、これまで見てきた女の子の中で一番綺麗だった。

喜んで、と伝えた瞬間に、見覚えのある天井が見えた。



夢……だったのか?

いや、そんなことはあるはずがない!

あんなにリアルだったんだ!

俺は彼女と付き合うことになったはずなんだ……

そう思って、スマホを見ると、2020年10月20日の7時を指していた。

俺が大学生だったのは今から6年前までだ。


結局、夢だった。

ただ、限りなく現実世界に近い夢だった。


ふとテーブルを見ると、昨日飲み干した夢見の水のパックがあった。


これのせいなのか……??俺は夢見の水をじっと見た。ピンクのウサギが眠りこけていた。幸せそうに。



結局その日は1日中フワフワしていた。


本当にこの水の影響なのかと思い、その日の夜も、夢見の水を飲んでから眠りについた。

まだ半信半疑だった。

昨日はたまたまリアルな良い夢を見ただけだったのかもしれないから。



俺は宝くじ売り場の前に立っていた。

クラッチを1枚購入した。

何気なく買っただけだった。

1等は1000万円。

そんなの当たるわけないよなー

と思って擦ると、1等!?!?


すぐに銀行に行って、換金した。

目の前に1000万円。

こんなに沢山の一万円札を見たことがなかった。



たまらずずっと欲しかった車を買いに行った。

500万円の車を一括で買えてしまった。

欲しくても全然手が出ない車だった。


家の近くの駐車場を契約して、俺は車をそこに停めた。

駐車場に停めて、綺麗なレッドカラーの車体にしばらく見惚れてから家に帰った……

また、見覚えのある天井が見えた。


いつのまにか寝てしまったいたらしい。俺はスーツに着替えて、近所の駐車場に向かおうと思った。

今日からあの車に乗って出勤するんだ!

そう考えるだけで、ウキウキした。


しかし、家を出るときに異変に気付いた。

車の鍵がない。

どこにも鍵がない。

誰かに鍵が盗まれた!?まさか、車も……!?


俺は急いで、近所の駐車場に向かった。

車を停めていたはずの場所には別の車が停まっていた。

訳が分からなくなって、駐車場の管理者に電話した。

そうすると、あの場所は俺の車を停める場所でもなんでもなかった。


全部夢だったんだ。

電話を切ってから気付いた。

1000万円のうちの残りの金もないのだ。


なんでこんなリアルな夢を……



俺は薄々感じ始めてきた、夢見の水は本物なのかもしれないと。

今夜も飲むかどうか悩んだ。

朝起きて、夢だと気付いた時の落胆がとてもつらい。

夢の中では、これが夢なのか現実なのか全く判断できないのだから。


仕事を終えて帰宅した俺は結局、現実のようなリアルさを持った幸せを味わいたい気持ちに負けてしまった。

今夜も夢見の水を飲んで寝ることにした……

3日連続だ。

さて、今夜はどんな夢を見ることになるのか……



続く







【Go To Travelの強さを感じた】そうだ、プチ旅行に行こう

毎日毎日、労働ばかりの日々。

イベントも自粛自粛……


そんな日々を続けてると限界に達してしまう!!!!


国もGo To Travelと称して、旅行を推進してる!!!!


かと言って、長期休暇はとれねぇ……

なら行くしかねぇ……!!プチ旅行へ!!!


そう思った僕は旅行代理店へ向かい、近日中の旅行予約をした!!


そして、土曜日の朝……新幹線に飛び乗って

……


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アアアアアーーーー!!!


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オアアアアアーーーー!!!!!


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ウオオオオオーー!!!!!!



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イヤッホーーーーー!!!!!



仙台へ行き、松島の絶景を眺め、最高に美味い牛タンを喰らう。


最高の休日だった。


東京駅から新幹線込みの1泊プランだと30000円くらいするんだけど、Go Toを使うことで12000円くらいになった。

完全にバグ技レベルだからみんなもGO To使った方が良いと思う!


久しぶりに生きてて楽しいという感情が芽生えたから旅行は癒し。

日曜の夜に新幹線に乗って家に帰ってると、出勤の足音がヒタヒタと聞こえてくるけど、何も聞こえないことにしよう。

聞こえない聞こえない。考えない考えない考えない。






職場にいた天使

いつも上司に叱られてる俺。


毎日のように残業をして上司の指示をこなしている俺。


心も身体も疲弊しきっていて、毎朝職場に向かうときに車に轢かれたいなとか思ってしまうくらいだった。


昨日も金曜だってのに死にそうになりながら出勤。

いつものように上司に呼ばれ、みんなの前で叱られる。

俺だけが悪いわけじゃないのに、俺が全部悪いように叱られる。


感情を殺しながら

「申し訳ありません」と連発して席に戻る。


淡々と仕事を続けてると、上司が席を外した時に先輩が声をかけてきた。

「さっきは大変だったね……別に君が悪いってわけじゃないよね。これでも食べて元気出して!」と言ってチョコレートをくれた。

それを見ていた他の先輩も

「いつも仕事たくさん抱えて大変そうだよな。なんかあったら手伝うよ」

と言ってくれた。


今の職場であんなに人の優しさに触れたのが初めてで仕事中に泣きそうになってしまった。


チョコレートを食べながらまた泣きそうになった。


確かに仕事はしんどいけど、優しい人もいる。

また来週からも耐えられる気がするな……!




精神崩壊日記

10月9日(金)
今日から日記を付けることにした。
死ぬほどお客さんがきて、今日はめっちゃ疲れたけど明日は仕事が休みだ!
帰りに近所の露店で売ってた疲れが取れる薬を買って飲んだ。これで疲労取れるかな?
土日で1週間の疲れを取るぞー!

10月10日(土)
全然寝てないけどすごく元気!!
チカラがみなぎる!なんでも出来そうな気がする!!
とりあえず元気が溢れておさまらないから10キロランニングしちゃった!
すごく元気!!!!世界は美しい!!

10月11日(日)
死んだように寝てた。
なにもかもする気が起きない。
カラダがダルい。
思い返すと、あの露店で買った薬を飲んでからチカラがみなぎってきた気がする。
あの薬をまた買おう。
明日から仕事か……ダルい。

10月12日(月)
今日からまた1週間が始まった。
身体を引きずりながら仕事に向かったが、全く集中できなかった。
普段は絶対やらないミスを連発して上司に悉く叱られた。
帰りに露店であの薬を買った。
明日の朝に飲もう。

10月13日(火)
薬を飲んだらすごく元気でた!!!
仕事とっても楽しかったよ!!!
何でもできる気がして、パソコンのキーボード叩きながら鼻歌混じりで仕事しちゃった!
帰りに露店であの薬を買って帰ってきた。
何だか値上がりしていたけど気にしない!!
明日も頑張ろう!
俺はできる!!できる!!

10月14日(水)
今日も楽しかった!一睡もしてないけど元気!!
仕事中、突然吐き気がしてトイレでゲロ5回吐いたけどめっちゃ元気!!
ゲロ見て大爆笑しちゃった!!
あははは!!
帰り道友達とすれ違ったから、テンション高く話しかけたら電柱だったの!
ウケる!!!
帰りに薬を買った!また値上がりしてた気がする!ま、いっか!

10月15日(木)
昼前にめちゃくちゃだるくなって死ぬかと思った。
視界に入ってくる景色の色がおかしかったり、景色が踊りだしたりしてたけど、薬を飲んだらまた元気になった!
本当に凄い薬なんだな。
上司に夕方、呼ばれて
「何か辛いことでもあったの……?」と聞かれた。
そんなことはない!とっても楽しい!
帰りに露店で薬を買おうと思ったら露店がなくなっていた。
でもよく考えると、あの露店の薬は一粒1000円から日に日に値上がりして昨日は一粒10000円だった気がする。
薬買わなくて済んだから節約だね!あははは!!

10月16日(金)
起きた。何時か確認しようと思って時計を見ると、時計が歪んでいた。
何もないのに周りから物凄い音が聞こえる。

仕事行かなきゃ……と思ったが、すでに昼だった。
薬……クスリ……
クスリを飲まなきゃ。
あっ、もう無くなってた。
露店に行かないと……クスリ……クスリ……

フラつきながら露店の場所へ向かったが、そこにはもう何もなかった。

あああああ……悲しいよ。
クスリがない??
おしまいだ、おしまいおしまいおしまいおしまいおしまい。
世界が僕を食べようとしてきたから、僕は大声をあげて泣いた。