天才になるには必要なのは才能か努力か
世の中には凡人には到底たどり着けないような境地に達した天才がいる。
大抵の人は天才を見てこう思うはずだろう。
「あの人はすごいなあ、自分には才能がないから到底無理だ」
才能がないから無理。
よく言われる言葉であり、きっと貴方も一度は口にした言葉であると思う。
ただ、偉人が残した数々の名言は
天才を作るのは才能ではなく努力だ!みたいなものが多い。
天才になるには才能と努力、どちらが大切なのか。
自分なりの考えでは、結局のところ才能だと思う。
ただ、誤解しないで欲しい。
才能があるだけで天才になれるということはほぼない。
それは極めて稀なケースであり、天才と呼ばれているような人は恐ろしい程の努力をしていることがほとんどである。
その努力の末に辿り着くのが天才と呼ばれる境地である。
じゃあ、結局は努力が大切なのかと思うかもしれないが、そうではない。
例えばある2人が同じ時間、同じ努力をして全く同じような結果が出せるだろうか?
おそらくそうはならない。
ここで、才能の話に戻るが、それはその2人が元から持ってる才能が違うからだ。
才能というのはあるなしの2つで判断されるものではなく、持っている度合いが違うだけだと思っている。
より多くの才能を持った者の努力と、あまり才能を持たない者の努力では、努力量が同じでも結果が違う。
だけど、才能があまりない人はひたすら努力をすることでその差を埋めることができる。
何事にもおいて、才能が全くないということはないと思う。
ただ、才能のある人間が努力し続けて、天才と呼ばれる境地まで辿り着くのに40年かかったとする。
それに対して、才能があまりない人間が天才と呼ばれる境地まで辿り着くまでにどのくらいの時間がかかる?
100年?200年?
もしかしたら1000年くらいかかるかもしれない。
ただ、人間には寿命がある。
努力できる期間が決められてしまっている。
だから、結局のところ自分が努力可能な時間内に天才に辿り着けるかという才能を持っていることが必要になる。
きっと人は頑張れば誰でも天才になることができる。
ただ、才能があまりなくて天才になるまでに必要な努力の時間がかかりすぎるならそれは才能がないのと同義である。
だから、天才に必要なのは才能だ。
才能がなければいくら努力しても寿命までの期間内に天才まで到達できないのだから。